■■■■■ 感想・まとめ ■■■■■ | |
完成 | |
今回塗装してみた感じをまとめてみました。 | |
○肌色の質感はマットで、触った感じは柔らかい仕上がりになりますが、 フィギュアのスケールが1/6以上の大きさでないと、表面の粒子が 目立ってしまいます。 ○塗料にウレタン系の粒子が入っている為、手で触った感触を求めると どうしても塗膜が厚く仕上がる様になります。 また現時点(開発中)では、0.5mmノズルのエアブラシを使用しても、 広範囲に吹き付ける時に素早く作業しなければ、粒子がノズルに 詰まってしまいました。 シャドウ吹きの様に、0.3mmノズルのエアブラシの圧力を下げて グラデーションをかける様に細吹きする作業は、何度もノズルが 詰まり、その度に洗浄しながらの繰り返しで大変でした。 ★エアブラシの「詰まり」については、現在(株)GSIクレオス様の方で 改良・改善しています。 ○塗膜経年変化については、まだ使用したばかりなので解りません。 ○塗料自体が水性の為「どの順番で塗装していくか」を前もって考えて おかなければなりません。 また、その為に通常の塗装よりもマスキングとプライマーの手間が 余分にかかってしまいます。 「手間をかけても感触を楽しみたい」という方には 「作る楽しみ+仕上がり後の楽しみ」となる事でしょう。 ○確かに興味深く面白い塗料である事は間違いないのですが、 現時点ではまだ改良しなければならない点がありますし、 塗料の使用目的をもっと明確にしなければならないとも思います。 私共から、「通常の塗料を使用した塗装方法で製作した後に、 (仮)ソフトフィール(クリアー)なるものを使用したい箇所に吹き付ける 事は出来ないか。」とも提案してみました。 ○(株)GSIクレオス様の方では今回の塗装テストの結果を参考に、 目下研究・改良を重ねて、2006年春の発売を目標に開発を進められて いるそうです。 「ガレージキットのさらなる楽しみが増えます様に」と、私達も 新開発塗料を心待ちに、(株)GSIクレオス様に期待しております。 |