■■ 海賊版キットは買わないで! ■
 
これが海賊版キットだ!
【収縮と膨張のお話】


今度は脚のような「細長いパーツ」を見比べて
みましょう(左脚パーツを原型・正規品・海賊版と
並べてみました)。
何か、右へ行く程「細い脚」に見えませんか?

★次ページでは、この左脚パーツを各々ダイヤル
ノギスを用いて実測してみました。

★実測値をご覧になる前に、ここで注型に用いる
シリコン型の「収縮と膨張」を学んで下さい。

※ここでの説明は、(有)R.C.ベルグさんのご協力
を頂き、私共で、まとめさせて頂きました。


【D-01】
原型
【D-02】
正規品
【D-03】
海賊版


【収縮のお話】
先ず、レプリカント13(71〜75ページ)のR.C.ベルグさんの記事をお読み下さい。
パーツが原型から製品になる迄に、「元型」と「生産型」のシリコン型を2回経て出来上がる訳です
(その間に「反転母型」も必要になります)。

●シリコンメーカーの表示では、RTV型シリコンゴムの収縮率は0.1〜0.3%となっていますが、
実用上は0.5%以上になるそうです。R.C.ベルグさんでは「各社、各アイテムの中から充分吟味
した上で、収縮率0.1%のアイテムしか用いない」のだそうです。

●反転母型の収縮率は、その目的上0.01%以下でなくてはならないのですが、実用上は0.03%
位になるそうです。ここでもR.C.ベルグさんでは「特殊なフィラーを混入し、0.01%以下の収縮率を
保っている」そうです。

R.C.ベルグさんでは「より原型に忠実に」と、長年研究とテストを繰り返し、「私達の強い味方」と
なって頂いている訳です。

次ページでは更に【膨張による収縮のお話】と、無発泡ポリウレタン樹脂の収縮を勉強します。
では、次ページに。