新シリーズ「KEIKO'S Beauty Line COLLECTION」展示用ジオラマを製作してみました 
 

其の二(本ページ)
11.笹の製作
12.岩と小物類の配置
13.日本風庭園の製作
14.暖簾の製作
15.温泉の湯面の製作
 ※湯面製作の補足説明(2018/8/3追加)
16.小物の塗装
 ※湯部分製作の補足説明(2018/8/3追加)
17.木枠を取り付けます
18.竹垣結び目の製作
19.完成しました
20.夜景

2018.8.3更新
湯面等製作の補足説明を追加しました。
イベント等で KEIKO's Beauty Line collection を
展示する際、更に皆様に楽しんでいただける様に
専用の【温泉ジオラマ】を製作することにしました

2017年9月7日

11.笹の製作

・掛け湯スペースの奥に笹を植えることにしました。
・笹は竹串を利用して作り[●写真32][●写真32-2]、瓶の乗る岩の隅に細めのストローで受けを作ります。[●写真33]
 写真32写真32   写真32写真32-2   写真33写真33

2017年9月8日

12.岩と小物類の配置

・岩と給湯口、丸太(木製のダボを使用)、石の配置を決め、ベースに接着して行きます(給湯口は後で塗装してから接着します)。[●写真34]
・ミニチュア灯籠(ネットで購入)、桶3個(シリーズ翡翠のパーツ)は置くだけにします。[●写真35]
 写真34写真34   写真35写真35

13.日本風庭園の製作

・苔むした感じのジオラマ用材料を配置して接着します。[●写真36]
・ベースに接着剤を塗り、ジオラマ用の白い小砂利をパラパラとまきます。[●写真37]
・汚れ、キズ防止に、岩、石、鉄平石等に水性トップコート(つや消し)を吹きつけ軽く定着させます。
 写真36写真36   写真37写真37

2017年9月9日

14.暖簾の製作

・暖簾の切り込みや外周がほつれない様に、布全面にほつれ止め液を筆塗りします。
・「ゆ」の文字をフリーザーペーパーにインクジェットで印刷し、文字部分を切り抜いてからアイロンプリントでマスキングし[●写真38]、切り抜いた文字部分を白色で塗って行きます。
・アイロンプリントを剥がし、「ゆ」の文字の欠けている部分を筆で塗りたして仕上げます。[●写真39]
・外周と暖簾の切り込みをカットし、上部を両面テープで竹串に巻きつけます。[●写真40]
写真38
写真38
写真39
写真39
写真40
写真40

15.温泉の湯面の製作

・0.5mm厚の透明塩ビシートを温泉湯面の形にハサミで切り取ります。
・給湯口から流れ出た温泉が軽く波うつ感じで、表面にメディウムを盛り上げる様に塗り湯面を作ります(硬化して透明になるまで時間が掛かるので、2度に分けて塗ります)[●写真41]
・塩ビシートを貼りつける「受け」を5mm厚のカラーボードを切り、濃い色で塗った後、外側の木枠に沿って接着します。[●写真42]
・裏側に温泉の色を薄く塗り、受けに接着します。[●写真43]
写真41
写真41
写真42
写真42
写真43
写真43

※湯面製作の補足説明(2018/8/3追加)

・メディウムをヘラや割り箸を使って波模様のスジを盛り付けていきます。このとき内部では所々細かい気泡が発生しますが、波模様が入ることによって自然な仕上がりになるので気にしなくても大丈夫です。
・厚めに盛り付けた部分の硬化時間短縮のため、表面が硬化して透明になってきたら、ニードルや爪楊枝で表面だけ穴あけ、またはナイフで隠し包丁を入れる要領で硬化していない部分を空気に触れさせます。[●写真41-1]
・メディウムは、硬化して透明になっても表面がベタベタしてゴミやホコリがつきやすいので、硬化させる間や作業中断時はドライブースなどに隔離しておきます。[●写真41-2]
・メディウムが完全に硬化(2〜3日)し、全体的な湯面の形状が完成したら、メディウム保護用のツヤ出しニスを全面に塗ります。
・温泉の色つけは、塩ビシートの裏側に行います。クリアブルーとクリアグリーンを薄いマダラ模様に塗装します。
 写真41-1写真41-1   写真41-2写真41-2   写真43-1写真43-1

017年9月11日

16.小物の塗装

・奥右側に置く桶と左手前に設置する給湯口を塗装し、[●写真44][●写真45]給湯口から流れ出る湯は0.5mm塩ビ板にメディウムを塗り、湯船側にも塗り足して仕上げます。[●写真46]
 写真44写真44   写真45写真45   写真46写真46

※湯部分製作の補足説明(2018/8/3追加)

・給湯口「とい」の底面+流れ落ちる湯の形に塩ビシートをカットし、ドライヤーで加熱して曲げてから透明エポキシ接着剤で貼り合わせます。
・流れる湯と湯船側の湯はねと波紋の表現はエッジを細かく鋭くしたいので、「超硬練り」など硬めのメディウムを竹串や爪楊枝を使って盛り付けます。ここでも厚塗りすると硬化しにくいので、2〜3度に分けて少しづつ盛っていきます。[●写真46-1]
・完全に硬化したら、湯はねの波頭に薄めた白色アクリル塗料をまばらにつけ、波の泡立つ様子を表現します。
・塗料が乾燥したら湯面の製作のときと同様にメディウム保護用のツヤ出しニスを塗ります。
 写真46-1写真46-1

2017年9月13日

17.木枠を取りつけます

・作業がしづらかったので取り外していた外枠を塗装し、木ネジで組立てます。[●写真47]
・正面と両側面の合わせ部分が目立つので、この部分にクラシック調の隅金具を貼りつけます。[●写真48]
 写真47写真47   写真48写真48

18.竹垣結び目の製作

・最後の仕上げになります。紐はこげ茶色の刺繍糸を「いぼ結び」で結び、結び目を瞬間接着剤で固めます。[●写真49]
 写真49写真49

19.完成しました

・ 当初は2週間位で出来上がると思っていたのですが、ジオラマ製作に不慣れなせいで、色々と考えながらテストしながら作ったので、倍の4週間も時間がかかってしまいました。手作業のほとんどは慶子が製作しましたので次作フィギュアの製作時間が2週間ほどロスしてしまいましたが、良い気分転換になったと思います。
・それでは完成した画像をどうぞお楽しみください。
・また、WF2018冬では「やすみちゃんち」卓にて展示いたしますので、是非お立ち寄りください。
写真50 写真51

写真52

写真53

2017年9月28日

20.夜景

・LEDを使い、夜の露天風呂を演出してみました。画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
琥珀 翡翠 黄玉

琥珀第二章 瑠璃
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